すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『一人飲みで生きていく』

わたし自身はお酒は飲まないけれど(飲めないことはないけれど…飲むのはやめました)、大好きな稲垣さんの本となれば、読まずにはいられません。「男はつらいよ」の車寅次郎に憧れて一人飲み修行を始めた稲垣さん。と言ってもすぐに行動に移せたわけではなく、数年が経過した後、地酒をテーマにした連載記事を任されたのを機に、はじめは先輩や同僚を誘って出かけるも、そのうち誘っても断られるようになり(その理由は一人飲みの極意にもつながります)、とうとう一人で挑むことに。いくつもの失敗を乗り越えて、たどり着いた一人飲みの極意とは?

 

この一人飲みの極意ですが、一人飲みでなくとも、色々な場面でとても大事なことだなと思いました。仕事では、肩書とか実績とかで評価されますが、一歩、会社の外へ出れば、それらは何の役にも立ちません。でも、一日の大半を仕事に費やしているからでしょうか…、ついつい会社の外でも自分を大きく見せようとしてしまいがちです。俺は偉いんだから敬えと。しかし、傍から見たら鬱陶しいだけのはず。知らない場所でうまく溶け込むことができるかどうかは、自分の心持ち次第なのだと思いました。そういえば、ボランティアの年配の方々も、きっと会社ではそれなりの地位だったと思うのですが、私のような若造に対しても丁寧で、だからこそ、私もああいう風になりたいと思います。

店選びについて、料理がおいしくないということも無きにしも非ずですが、自分の態度次第でいい店にも悪い店にもなるというのは、確かにそうかもと思いました。お客様は神様…ではなく、お互いによい場にしようという配慮があってこそ、素敵な時間が過ごせるのだなと。「大事なのは店の発掘ではない。自分の発掘だ。」とのことで、店探しのために本や雑誌、ネットのチェックからは完全に足を洗ったそう。失敗したっていいじゃない、何でもかんでも誰かの情報に頼らずに、自分がココ!って決めたところに入ってみればいいのだと、私もこれからはネットなどの情報に依存せずに開拓していきたいなと思いました。