すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『アンマーとぼくら』

猫づくしの短編集『みとりねこ』。旅猫リポート外伝が載っていると以前、紹介しましたが、読書メーターで他の方の感想を読んで、『猫の島』という作品が『アンマーとぼくら』の外伝だと知りました。となると、読まずにはいられないわけで…。

カメラマンの父と小学校の先生をやっていた母と北海道で暮らしていたけれど、ぼくが小学校四年生の頃、母は癌で亡くなった。そして、母が亡くなって一年しか経ってないのに、父は再婚し、沖縄へ住むことに。新しいお母さんは、優しくてきれいな人だったけど、「お母さん」とはなかなか呼べなくて…。

 

沖縄の自然についての描写があちらこちらに出てきて、まだ沖縄に行ったことのない私は、いつか絶対行きたい!と思いました。圧倒的な自然の偉大さに触れたら、もう神の仕業としか思えないのだろうなぁ。インドア派のため、そういう経験がないので、「あぁ、もったいないぞ自分!」と思いました。

さて、主人公のお父さんなのですが、息子の「ぼく」より子供で…。はじめのうちは、こんなお父さんはちょっとなぁ…と思っていたのですが、だんだん憎めなくなり。そして何より、2人の素敵な女性から愛されたわけですから、魅力的な人物ということでしょう。

自分の父親について考えてみると、自分は父親似だなと子どもの頃からなんとなく思っていましたが(←顔ではなく性格とかが)、子どもの頃はそれがちょっと嫌で。でも、最近はそうは思わなくなり、「あぁ、やっぱり私の親だなぁ」としみじみ思うのは、歳をとった証拠でしょうか。

 

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