以前、知り合いの方から聞いた話。
出張の際、時間ができたのでちょっと観光をして帰ることに。立ち寄った施設では、ボランティアのガイドの方が色々説明してくれて、大変勉強になったそう。何が勉強になったかというと、こちらが聞きたいことを話すというより、向こうが話したいことを話している(知識の披露?)という感じで、「あぁ、こうならないように気をつけなければ」と思ったそうです。
この話を聞いたときは、そうかぁ~と思った程度(少し他人事…)だったのですが、最近、もしかして、自分もそうかも⁇と思うことがあり…。
良くも悪くも、会社生活が長くなってきた分、うちの会社の中のさらに局所的な知識は増えました。若い人に何か聞かれた時、もしくは、聞かれたわけでもないのに、「以前はこうだったよ」みたいなことを長々と得意げに話しているかもしれないな…と。昔話も笑い話で楽しいものならいいのですが、昔はこうだったんだからと、昔の価値観を押し付けたりしてはいけないでしょうし…。
新入社員の頃、「誰かに何かを相談したり、質問したりする時、全く話したことのない相手より、少しでも話したことのある相手の方が聞きやすいでしょ。でも、いきなり話すってのは難しいだろうから、まずは、何か聞かれたら、「はい」か「いいえ」だけじゃなくて、さらに一言足したらいいんじゃないかな」とアドバイスされたことがあります。そのぐらい会話が苦手だったのですが、今や、一言どころか…。
わたし自身は、自分より年上の人の話を聞くのは好きですが、みんながみんなそうとは限らないし、昔の話をされてもね…と思うかもしれないし。若い人の話にもっと傾聴せねばと思いました。話をちゃんと聞いてくれる人は、みんな好きですよね。