すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『東京のぼる坂くだる坂』

蓉子、なぞなぞだ。東京の坂で、のぼり坂とくだり坂、どっちが多いか。

坂から坂へと移り住んだ父。わたしが八歳のときに家を出ていったが、引っ越すたびに、わたし宛に転居通知のハガキが来た。そして、わたしに宛てた遺言状の最後のメッセージには、父がこれまで住んできた坂の名前が一覧になって記されていた。やがて、わたしは父がかつて住んだ坂をめぐるようになり…。

 

東京には住んだことがなく、東京に行っても用事が済んだら、ささっと帰ってしまいまして、東京に坂が多いとは知りませんでした。本書ではたくさんの坂が出てきますが、観光ガイドのように、その坂の周辺マップが載っていて、なんだか楽しくなります。今度、東京に行った際には、ささっと帰らずに、周辺を散歩してみるのもいいかもしれないなぁ~と思いました。途中、一度だけ行ったことのある雅叙園が出てきて嬉しくなりました。ちなみにここで出てくる坂は三折坂です。

私が今住んでいるアパートの周辺は平地なので、買い物などは楽だな~と思います。1つ前に住んでいたところは、少し傾斜があったので、今より散歩では足が鍛えられたのではないかなと。毎日、平坦な道を歩くのと、坂を歩くのとでは、長いスパンで見たら、足腰の鍛えられ具合は大きな差となるんだろうな…と考えると、坂に住むのも悪くないかもしれないなと思ったりしました。

年末年始に読んだ『言葉の園のお菓子番』が気に入って、同じ著者の作品として本書を手に取ったのですが、『言葉の園のお菓子番』にも出てきた地名が出てくるのと、連句の話もちょっと出てきて、少しにやけてしまいました。