すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『アンソロジー 隠す』

隠したい、もしくは、隠しているコトやモノはありますか?大人なら、思ったこと全部は口にしないでしょうから、それも隠しごとになるのかなぁ。でも、若いころに比べると、心の中だけに留めておくことができなくなってきて(ストッパーが弱ってきて)、思わず口にしちゃった…ということもありますが。

本書は、アミの会(仮)の3冊目のアンソロジーです。ちなみに第一弾の『捨てる』は読了してますが、第二弾の『毒殺協奏曲』は未読でした。11人の女性作家による「隠す」をテーマにしたアンソロジーだけあって、すべての物語に共通の “なにか” が隠されています。3作品目か4作品目ぐらいで、その "なにか" に気付いてからは、今度はどんな風に出てくるのかなぁ~と楽しみながら読みました。

「隠す」というと、なんだか後ろ暗いイメージがありますが、そのイメージに違わず、ちょっとゾッとするお話が多い印象ですが、そんな中でも明るい感じがする加納朋子さんの『少年少女秘密基地』と大崎梢さんの『バースデイブーケをあなたに』が好きです。

大崎梢さんは『配達あかずきん』がきっかけで好きになり、他の作品もいくつか読み、『平台がおまちかね』の中に加納朋子さんの『ななつのこ』が出てきて、気になって読んだ経緯があるので、お二人の作品が収録されていて嬉しくなりました。

アミの会(仮)の作品、まだ読んでないものがたくさんあるので、楽しみです。超短編だとなんだか物足りなくて、一方、長編だと読みごたえはあるけれど時間がかかり…。本書は私にとってちょうどいい長さでした。