ゆうれい居酒屋と聞いて、どんな想像をするでしょうか?お化け屋敷のような居酒屋かな?
【本の内容】
新小岩駅の南側にあるルミエール商店街。その中にある居酒屋「米屋(よねや)」。元中学校教師の夫婦、正美と秋穂が始めたお店。正美が心筋梗塞で亡くなった後、秋穂が一人で切り盛りしていたが…。
【感想】
新小岩駅で降りたことがないのですが、家賃もそれほど高くなく、暮らしやすい街なんだなぁと知りました。東京も色々なんだな~と最近思うようになりました。
どうして「ゆうれい居酒屋」なのかは読んだ時のお楽しみとして、「ゆうれい」と聞くと、子どもの頃は怖かったですね。怖い話は聞かないようにしていたし、お化け屋敷も行かないように、ホラー映画も見ないようにしていました。ちなみに本書は、「ゆうれい」とあっても怖くなく、むしろあたたかい感じがします。
大人になるにつれ、幽霊よりも、生きている人間の方が怖くないか?とか、幽霊でも会いたい人が増えてくると、子どもの頃とは違った感覚になりました。子どもの頃だったら、暗い夜道を一人で歩いていたら、お化けが出たらどうしよう…と思っていたのが、今だったら、誰かに襲われたらどうしよう…と思いますし。
『食堂のおばちゃん』シリーズと同様、レシピもついています。本書に出てくる料理も美味しそうですが、冷凍&レンチンのものが多く、意外と簡単そう?に思えるので、試してみたくなります。ただ、わが家には電子レンジないんですけど(去年の9月に壊れて以降、レンジ無し生活を継続中)。