すっきりした部屋であまりゴミを出さずに暮らしたい

暮らしは小さくてもすっきりと、心はゴチャゴチャしてても大らかに

本棚:『光』

【本の紹介】

東京にある小さな島を襲った津波。一夜にして廃墟となった島に生き残った数人の大人と子供。彼らに待ち受けている未来とは。

【感想】

津波と聞いて思い浮かぶのは東日本大震災だと思いますが、本書が書かれたのは、それより前になります。昨日と変わらない毎日が、突然、閉ざされ、家族を失ったなら…と想像すると怖いです。

本書を読んで、東野圭吾さんの『白夜行』『幻夜』を少し思い出しました。この2冊は、読んでしばらくは、色々考えてしまって…(宮部みゆきさんの『火車』もそうなのですが)。なので、本書も気軽な読書には不向きかと思います…。「暴力」という言葉が何度か出てきますが、自分には全く関係のないものだとは言い切れないですし、何のために生きているのだろうと思ったり。タイトルの『光』が意味するものは何なのかを考えたり。

テレビをあまり見なくなって以降、本に影響されることが増えたように思います。でも同じ本でも読むときによって感じることは違うので、その時々で自分が欲していることを本の中から選びとっているようにも思います。なので、本書から受けた印象も、自分が潜在的に思っていることと関係があるのかなと思いました。

それにしても…、本書の前に読んだ著者の作品は『星間商事株式会社社史編纂室』なのですが、こちらBLですよ…。なんと幅広いんだ…。